和泉’sジャーナル

和泉のブログ

技術を企業の競争力強化に生かす技術経営の研究員でもある。

製品の生産履歴を管理する情報システムの構築も、新日鉄情報通信システムなどを経た専門家が兼業で作業をけん引した。
掛け持ちでも、高い技能があれば働いてもらった方が得だ。
人材もシェアする時代に入った。
兼業者の活用が広がっておかしくない理由がいくつかある。
第1に、グローバル化やデジタル化の進展で 、企業が経営のスピード向上を求められていることだ。
必要な能力を持った人材が社内で見つかるとは限らない。
兼業という、会社に拘束されない働き方を用意することで、ほしい人材を外部から取り込みやすくなる。
第2に、社外の人材と組んで新しい製品やサービスを生むオープンイノベーションを進めやすくなる点がある。
プロジェクトごとに適任の人材と契約すれば人件費も効率的に使える。
第3として人口減少も挙げられる。
優れた人材のパイも縮小するなら獲得競争は激化する。
兼業者にも人材を求めるのは合理的だ。
アロエッジは役員も、ほかに仕事を持っている例がある。
成長戦略の担当役員は自動車メーカーで素材や燃料電池の開発に携わり、現在、人工知能による自 動運転技術の実用化をめざすベンチャー企業の技術部門をみている。
AIとエアロエッジの技術が結びつき、思わぬイノベーションが生まれる可能性がある。
シナジー創出も兼業の利点だ。
永井氏自身、帝京大学で講師としてファイナンスを教え、立命館大学では技術を企業の競争力強化に生かす技術経営の研究員でもある。
大手企業の退職者やベンチャー経営者など1万人の登録者を擁し、エアロエッジとキヤノン出身者らの橋渡しをした人材紹介業のサーキュレーションによれば、伝統的企業も兼業を活用し始めている。